これは知っておきたい!中国人と日本人の性格の違い

自分のこと

まえがき

中国に暮らしてきて、自分が感じた中国人と日本人の違いをひしひしと感じてきた部分があるので、そこをまとめたいと思います。

あくまでも個人的な見解であって、全員が全員そうではありません。また、若い人たちと年配の方々で考え方や性格は大きく異なってきていると思います。それはインターネットの普及から多くの知識や人、文化を得る機会があるからです。

ここでは中国人と日本人の違いを知ることで、お互いにさらに深く理解しあえればと思います。

我々の違いは国の違いで合って文化の違いです。日本に来た中国の方に対して「ちょっとそれはどうなんだ?」と思ってしまうこともあると思います。

正直、自分が上海に来た時もなんで中国の人はこうなんだろう、と思ったこともあります。そして今もあります。

完全に理解しあうことは難しいですが、その分今まで感じれなかった部分を感じ取ることはできるのではないでしょうか?

中国人の基本的な性格

基本的に自分中心に物事を考え、メンツとお金を重要視し、愛情が深い方々だと自分は思います。

中国に来られたことがある方や住まれたことがある方はご存知かもしれませんが、中国では配達のための電動スクーターが鬼のように道路をひしめき合い、道路交通法とはなんぞやと感じてしまうことが毎日のようにあります。

非常に危険であり、たとえ青信号だとしても左右の確認を怠ることはできません。また、中国では右折は赤信号であっても可能であるため、容赦なくやってきます。

そのため、車も電動スクーターも自転車も自分本位で進んでくるので歩行者も自分本位に歩きます。信号無視は当たり前、横断歩道がなくても渡れそうなら渡る、正直言って危険ですがこれが中国です。

ではなぜ、こうまでも自分中心に物事を考えるのでしょうか?

それはやらなきゃやられる、という考えを持っているからです。もともと中国国内でも詐欺まがいのことが流行っていました。そこで騙されることや被害を被ることも少なくありません。そのため、自分自身が強く正しいと思ったことを行動しなければならないと考えが根付いてきました。

つまり、中国の方が我が道を行く感じがするのは、自分が強くあるためだと考えられます。自分で何とかしなければならない、自分が一番正しいと考えているためこういった傾向がみられるのです。

配達の方も厳しいノルマが課せられているので、めちゃくちゃ急いでるのもわかりますし、非常に大変な業務だと思います。

ただ正直言って危ないからやめてって思いますし、特に一番いやなのは地下鉄で降りるとき、全然どいてくれないんです(笑)

それに地下鉄のドアが空いた瞬間、降りる人よりも先に乗ってくる人もいるので戦争です。

あれ、意外と空いてる?と思ってもドア付近は人がひしめき合っているなんてザラにあります。

みんなドア付近にいないと降りられないという感情と誰よりも早く降りたいという感情が出ているんでしょうね。かくいう自分も必ずドア前確保します(笑)中まで行くと降りられそうにないので…

中国の方はメンツも非常に大事です。メンツをつぶされたくないですし、俺すごいをめちゃくちゃアピールします。

よく見られるのが今日は俺がおごるよ事変。

大勢でご飯に行くと割り勘より誰かのおごりがほとんどです。そこで今日は俺がおごるの言い合いになるのです。そしてその内心はあまりおごりたくないです。本当のお金持ちは多分本当におごりたいと思います。

おごるという行為をすることで、自分のすごさを他の人にアピールすることが出来、メンツを立てることができます。

そのため、1組のカップルがいるとします。この場合、男性がすべてのお金を全額払います。ご飯も映画館もディズニーのチケットも全部です。

最近は女性が出すことも増えたみたいですが、それでも大多数は男性が出します。

これも男のメンツの問題です。「お金がある=いい男」という風潮があるため、男はおごるという行為をすることで自分のメンツを立てることが出来ます。

また、例えばデートの終わりに彼女を家まで送っていくよ!と彼氏がいうとします。これも男としてのメンツを守るためです。実際は半数以上が送るのめんどくさいと思っています。

実際に自分も体験したことがあります。

一度インターネットで知り合った中国の女性とご飯に行ったことがあるのですが、普通にご飯を食べいざお会計という場面で、彼女は何も話しません。とりあえず俺が先払うね~的なことで支払ったはいいのですが、お礼もいわずじゃあ出よっかとなりました。自分も「割り勘でいい?」と聞けばよかったのかもしれませんが、なんか明らかに払う気ありませんよオーラを出されたので「マジか…」と思って尻すぼみしてしまいました。

こういったケースは稀ではありますが、存在します。自分自身もおごることに抵抗があるわけではないですが、「え、いくらだった??半分出すよ!」とか「じゃあ今度私がおごるね」とかリップサービスでもいいから欲しかったです(笑)せめて「ありがとう」くらいは…と思いましたがこれもメンツの問題と思ってます。

実際にありがとうに対する比重も日本人とはちょっと違うなと思ったので、これはまた別途書きたいと思います。

そして何より、中国の方は愛情が深い方々だと思います。

先ほど自分中心に物事を考えると言いましたが、例外ももちろんあります。それは家族や自分の愛する人達に対してです。

むしろそこに関しては自分より家族を大事にします。特に子供に対しては壮大な愛情を発揮します。小学生までの子供に対しては必ず送り迎えをし、大学を卒業してから社会人になっても家族と一緒に住むという人たちがほとんどです。

これは一人っ子政策もあって、子供が1人しかいない世帯が増えているという理由もあるかもしれません。ただそれ以前に家族や親族の関係は非常に大事にします。それは非常に仲のいい友達にも言えます。その人のために何かをしてあげたいという気持ちが強く、相手を強く思いやります。

また、中国の方は感情で大きく自分の態度や行動が変わります。例えば仕事でこの人のこと良く知らないし、あんま好きじゃないから仕事も手を抜くこともあります。逆に好きな人だったら一生懸命仕事をします。

自分の感情に正しく生きているのが中国人の特徴と言えるのではないでしょうか?

中国人と日本人の性格の違い

先ほど挙げさせていただいた中国人の性格から、日本人との性格の違いを考えたいと思います。

中国人観光客が日本で多くニュースになるのは、日本人と性格や文化がかけ離れているからだと思います。日本人では考えられない行動をすることが当たり前のように思われ、そして、各メディアが誇張や偏見を持って報道することにより、中国人に対するイメージが偏っているように感じます。

なぜ日本の方が中国の方に対して嫌悪感を抱くことが多いのでしょうか?それは中国と日本の考え方が真逆と言っても過言ではないからではないでしょうか。

例えば、日本では相手に迷惑にならないように人並み揃えることを教育されます。逆に中国では、英語やその他のスキルを必ずと言っていいほど厳しく教え、とりあえず1番になることを目指させます。また、中国の受験戦争はとても厳しく、学生生活はほぼ勉強に時間を取られます。日本の大学生はほぼ全員アルバイトをしていることを伝えると、なんでそんな時間があるの?と驚かれます。

また、仕事の仕方でも大きな違いがあります。

日本人はPDCA(Plan Do Check Action)で物事を考え行動すると思いますが、中国人はOODA(Observe Orient Decide Act)で物事を考えます。ちょっとカッコよく言いましたが、簡単に言えば日本人はよく考えて細かい、中国人は大まかに考え素早いです。

中国製品が安く大量に作られ、そして品質が悪いものが多いのはこういった理由があるからでしょう。品質はともかく作れる、だから作る。品質は2の次、とりあえず作る。みたいな感じです。日本ではなんでも細かく考え、あらゆる不安要素をなくしていく必要があります。

100ある不安要素があるうちの5くらいありそうだけど、普通にしてたら置きそうにないし大丈夫なのが中国で、100ある不安要素のうち全て解決していないと進まないのが日本です。これはお互いに優れているところであり、お互いに学べるところだと思います。

この日本の考え方は世界でも誇れることであり、いまだに日本製品が世界中から支持されているのはジャパンクオリティがあるからこそでしょう。

これらの理由もあり、中国人は中国製品より日本製品を非常に愛用しています。特に生活用品や化粧用品などの肌に実際触れるものに関しては爆買いされる対象となっています。

その分中国ではスピード感が凄まじいと感じられます。キャッシュレスをはじめ、多くのサービスが世界でトップに躍り出ようとしているのも、中国人のこういった考え方によるものなのではないでしょうか。


今回、中国人の性格を中心にまとめ、日本人との違いを述べさせていただきました。しかし、これは大まかな中国人を考察したものになります。10億人以上もいるわけですから、その分いろいろな人がいます。日本と中国でよりお互いに理解して関係が深くなることを望んでいます。

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